一陸特(第一級陸上特殊無線技士)の取得方法

国家試験を受験する方法

一陸特の資格は、財団法人日本無線協会が実施する国家試験を合格することで取得できます。試験は2月・6月・10月の年3回行われるのが通例で、札幌・仙台・東京・長野・金沢・名古屋・大阪・広島・松山・熊本・那覇の11拠点で実施されています。また、受験資格は特に設けられていないので誰でも受験可能です。

一陸特の試験は多肢選択式のマークシート方式で、科目は無線工学(全24問)と法規(全12問)の2種類、試験時間は3時間です。配点は無線工学・法規とも1問5点で、無線工学で75点以上(15問以上正解)、法規で40点以上(8問以上正解)が合格基準となっています。なお、一陸特の合格率は約30%ほどで難易度は比較的高めです。そのため、誰でも独学で取得を目指せるものの試験対策を十分に行わないと合格は難しいでしょう。

養成課程を受講する方法

一陸特は、総務大臣の認定を受けた団体が実施する講習(養成課程)を修了することでも取得できます。養成課程では国家資格を受ける必要はありませんが、電波法で定められた科目・時間の講義を受講して、受講後に行われる修了試験に合格する必要があります。なお、国家資格を受けるよりも養成課程を受講した方が取得できる可能性が高いものの、養成課程は大学・短大・専門学校・高校の電気科を卒業するなどの条件を満たしていないと受講できないので注意が必要です。

無線通信に関する科目を修めて大学を卒業する方法

一陸特の取得方法は、国家資格を受験する方法や養成課程を受講する方法だけでなく、指定された大学で無線通信に関する科目を修了して卒業する方法もあります。無線従事者規則第30条で定められた無線通信に関する科目を修了して卒業すれば、国家資格を受けずに申請をするだけで一陸特を取得できます。

スマートスピーカーや自動運転車などの実用化が進んでいるIoT時代の昨今、5G通信網などのインフラ工事もできる一陸特の有資格者のニーズはますます高まっています。